こんにちは、ママFPくみこです。

 

みなさんは

毎月いくらぐらいを生活費にあてているか、把握していますか?

 

固定費は?

食費や日用品は?

 

ここで、「〇〇円です!」とすぐに即答できる人は、

もう家計管理の上級者ですね。

 

家計簿をつけたり、予算をたてて生活していたり

きっと自分流のお金の管理方法が確立している人なのでしょう。

 

ですが

「日々の生活に追われて、お金の管理なんて出来ない。」

「家計簿をつけるのが面倒ですぐに挫折してしまう。」

という人も多いのではないでしょうか。

 

実際に家計簿に挑戦したことがあるという人に話を聞くと、

 

・費目が多くてどこに分類したら良いのか分からなかった

・クレジット払いしたものをいつ計上したら良いのか分からなかった

・単純に続かなかった

 

などなど、

家計の収支(入ってくるお金と、出ていくお金)を把握する前に、

家計簿をつける事に目的が移ってしまい諦めてしまったというケースが、とても多く見られました。

 

でもしっかり毎月の収支を把握することは、

お金を上手に使う為の最初のキホン。

できることなら、うまく付き合っていきたいですよね。

 

今日は、そんな家計管理について

ちょっと詳しく考えてみたいと思います!

 

家計の改善方法や簡単な管理方法もお教えするので

ぜひ最後までお付き合い下さいね♪

 

 

 

 

★家計管理が大切な理由

「さぁ家計簿をつけよう!」と思っていざスタートしても、

いったい何のためにつけるのか理解せず、闇雲に管理しているだけでは

なかなか続かないものです。

 

例えば、ダイエットを想像してみて下さい。

私もそうなのですが、

ただ痩せたいから~という曖昧な理由では、今まで続いたことがありませんでした。

 

「来月同窓会があるから」

「夏に水着を着たいから」など、

 

しっかり明確な理由があるからこそ、最後まで続けられたりしますよね。

 

家計管理も一緒です。

 

なぜ家計簿をつける必要があるのか、

その先にどんな目標が設定されているのかを明確にすることで

しっかり意味を持って続けることが出来ます。

 

ここでは、そんな家計管理の目的をしっかり考えてみましょう!

 

 

(1)収支を知ることで過不足分が明確になる

家計簿をつけると、

収入(手取りのお給料)に対してどのような支出(出費)をしているのか、

収入と支出ではどちらが多いのか数字としてはっきり確認することができます。

今まで「なんとなく使いすぎている気がしていたけど、貯金は減ってないから大丈夫かな~」と安心していた人も、

実は毎月は赤字で、ボーナス分の取り崩しでなんとかまかなえていたというパターンは少なくありません。

基本的に、生活費は毎月のお給料の範囲内でやりくりすることが望ましいですよね。

何か不測の事態が起こった時や急な出費があったときにボーナス分を使えるのが理想的です。

そのためにも、毎月の収支を把握しコントロールすることが重要です。

 

(2)家計のムダをなくすことで、家計改善の近道になる

「コンビニに行くと、つい毎回買いすぎてしまう」

「水筒を持ち歩かずに、いつも自動販売機で飲料を買っている」

「自分へのご褒美といって贅沢なものをよく買っていた」

などなど…

 

家計簿をつけると、客観的に無駄使いを把握することができます。

この“ムダ使い”なくすことが、収支のバランスを改善する一番の近道。

 

お金の流れを把握することで、

なるべくムダを減らせられるよう習慣づけることができます。

 

 

(3)1ヶ月に必要なお金が把握できていれば、生活防衛資金の確保や、保険を組む時にも参考になる

もしも急に働けなくなったら…

収入が減ってしまったら…

あなたは今の貯金で、何ヶ月間くらい安心して暮らせますか?

 

これは、毎月の収支を把握していないと想像がつきませんよね。

生活防衛資金とは、不測の事態が起こった時のために確保しておくべき生活資金で、

これは一般的に言われているのが平均支出の約3ヶ月分(世帯人数やライフスタイルによって異なります)。

 

また、働けなくなった場合や死亡してしまった時に

遺された家族にどのくらいのお金を用意しておくべきかを考える際にも、

毎月のおおよその生活レベルを把握しておく必要があります。

 

このように、家計管理をしていると、漠然とした将来の不安にも備えることができます。

 

 

 

 

★家計改善その①!<固定費を見直す>

家計を見直すとき

食費や日用品費などの生活費(変動費)に目が向きがちですが、

実は効果的なのは固定費の改善なんです。

 

固定費とは

住居費、通信費、水道光熱費、保険料など毎月一定額かかっているもの。

 

一度契約内容を見直すだけで毎月の支出を抑えることが出来るので、

最初に取組みたい家計改善の1つです。

 

(1)住居費

家計の中で一番大きな支出がこの住居費。

家賃や住宅ローン、固定資産税などが含まれており、

手取り収入の約25%程度が理想的な支出額です(収入額や世帯人数などにもよります)。

家賃が高すぎるのであれば、大家さんとの交渉や引っ越しを、

住宅ローン返済中であれば、借り換えや返済方法の見直しなどをして

少しでも安くなる方法はないか検討してみましょう。

 

(2)通信費

大手キャリアから格安スマホ(格安SIM)へ変更したり、

自宅のインターネット回線をスマホのプランと一緒にしたりすることで

価格を抑えることが出来ます。

2021年3月には、大手キャリア各社でも大幅な値下げをすると発表されているので

プランを見直す良いきっかけになるのではないでしょうか。

月々の通信費は家族全員分を合わせるとかなり高額になるので

ぜひ検討したいポイントです。

 

(3)水道光熱費

電力・ガスの自由化がすすみ、今は価格の安い会社へ乗り換えることができます。

またオール電化であれば、ライフスタイルに合ったプランに変更することで

今よりも安く抑えることができる場合もあります。

 

(4)保険料

医療保険、生命保険、学資保険など、

家族の人数分沢山の保険に加入しているという人や、

国の社会保険制度が充実しているにもかかわらず

必要以上に高額な保障をつけてしまっている人は少なくありません。

ライフステージによっても必要な保障内容は変わってきますので、

今のライフスタイルにあった内容か、重複した保障内容はないか、一度見直してみましょう。

 

 

 

 

★家計改善その②!<変動費を見直す>

変動費とは、食費、日用品費、娯楽費、交際費などで

毎月の生活の仕方で変わる、定額でない支出のことを言います。

 

「今月は夏休みがあって旅行に行ったから」

「今月は送別会が多くて…」

「今月は車検があったから」

 

などなど、つい使いすぎてしまったことを言い訳にしていては

いつまでたっても貯蓄を増やすことはできません。

 

まずは、毎月使える予算を立ててその中で生活すること。

ムダ使いをしないクセを習慣づけることが大切です。

 

 

(1)イベント費を先に予算組みして変動費からわけておく

特別だと思っていた支出は、年単位で考えると実は毎年かかるものだったりします。

夏休みや送別会シーズンは毎年、車検も2~3年に一度ありますよね。

これを先に見越して毎月の予算組みをしていれば、言い訳生活から脱却できますよ。

 

まず年間にかかるイベント費用を合計し12(ヶ月)で割ると

1ヶ月当たりの確保しておくべきイベント費用が計算できます。

これを毎月の生活費から引いた残りの金額で食費などに当てるのですが、

もしこの残りの生活費が少なすぎるということであれば、イベント費をもっと削る必要があります。

このバランスを先に考えておくことで、もう言い訳生活からオサラバです♪

 

 

(2)ATMで出金するのは月に1度だけにする

足りなくなる度に何回も出金していては

トータルでいくら使ったのか把握するのが難しくなります。

出金するのは月に1度だけだと決めてそこから使うようにすれば、

現金がどのくらい残っているか目で確認できるのでとてもわかりやすいです。

またクレジット払いをした場合は、

「クレジット専用封筒」などを作っておいて、

使った金額分をその封筒に移動させておけば、使いすぎ防止になります。

月が変わったら、忘れずにクレジット決済口座へ入金しておきましょうね。

 

 

(3)消費・投資・浪費に分類することで意識改善

お金を「何に使ったのか」を意識することで、節約がグーンと上手になります!

 

[消費]使ったお金=価値

必要最低限の生活をするのに必要な支出

例えば…食費や日用品など生活に欠かせないもの

 

[投資]使ったお金<将来得られる価値

将来的にプラスの価値が見いだせる可能性が高いもの

例えば…資格取得のための教材費など。

教育費も子どもの将来に影響があるので投資として考えて良い◎

 

[浪費]使ったお金<価値

本来なら抑えられるムダな支出のことで、ここをなるべく少なくすることが大事!

例えば…よく行くカフェ代、新作のコスメ、使わないのにセールで買ってしまった服など

 

「投資のつもりが結果的に浪費になってしまった。」

「投資と言い訳をして買ったけど、よく考えると浪費だった。」

 

このように投資と浪費は実は紙一重です。

ここの線引きをしっかりすることで、ムダを減らすことが出来ます。

ぜひお金を使うときには意識してみて下さい!

 

 

 

 

★家計改善その③!

<実践編:1ヶ月のやりくりをジャバラで管理してみよう>

これは私がお金の相談会をするときに、実際にご来場者様にプレゼントしているものです。

現金とレシートを「見える化」して管理することができるので、

家計簿をつけなくてもお金の流れがよく分かり、オススメです。

ぜひ参考にしてみて下さい♪

   

 

<使い方>

(1)1ヶ月分の生活費をまとめてATMで出金し、現金を用意。

それを1週間毎の予算に分けて、

ジャバラの手前のシート4列に分けていれておきます。

 

(2)分けた現金の内1週間分を財布に入れて、生活スタート。

必ずレシートはもらうようにして下さい。

 

(3)1週間が終われば財布をリセット!

余った現金は最後のご褒美シールの貼っているシートに入れ、

クレジット払いしたものは、[Cashless]に現金を移します。

もらったレシートは

[Food食費] [Daily日用品] [Otherその他] [Waste浪費]に分けて保管します。

 

(4)2週目が始まるとき、次の週予算を財布に入れて生活スタート。

この作業を毎週行います。

 

(5)1ヶ月終了したら反省会!

レシートがどこの部分に多くたまっているのか一目瞭然です。

[浪費]に多くたまっていれば、来月はここを少なく出来るように努力しましょう!

ご褒美のところにお金が残っていれば、しっかり頑張った自分にご褒美をあげましょうね♪

 

この家計管理方法は、

現金とレシートを分けて入れるというだけなので、視覚的にもとてもわかりやすいです。

 

たとえば家族や旦那さんとも、

 

「今このくらい浪費にレシート貯まっているから、気をつけようね」

「今このくらいご褒美にお金が貯まっているよ♪」

 

など、情報を共有しやすいのもいいですよ。

ぜひトライしてみて下さい^^

 

 

 

 

 

★最後に

 

「家計管理はなんだか面倒だな…。」

と思いがちですが、

しっかり管理できていないせいで見当外れな予算組みをしてしまう方が、

生活に不安が残り、お金を楽しく使えなくなります。

 

ズボラな方法でもいいので

お金の流れだけでも把握しておくと、将来の楽しみも方もグーンと広がりますよ。

 

ぜひ、あなたもぴったりなお金の管理方法を探して

家計改善に挑戦してみて下さいね^^

 

 

 

ママFPくみこでした♪