こんにちは、ママFPくみこです。
突然ですがみなさん、
お金の知識に自信はありますか?
なかなか
「はい!自信あります!」と元気に答えられる人って、少ないですよね。
日本人は
「お金の話は人前でしない」
「子どもはお金のことを気にしなくてよい」
と、お金についてタブーとする文化があります。
なので、
就職して初めてお給料をもらってから
「どうしたらよいのかわからない」という人が
とても多くでてくるんです。
私自身も、
初任給で両親へのプレゼントを買った後、
残ったお金は生活費や飲み会、買い物に消えていきました。
しかし1年後、
同じ額の給料をもらっていたはずの同期が
年間100万円貯蓄できたと言うのです。
何もしなかった私(くみこ)と、
“何か”をした同期(Aちゃん)。
この違いは何だったのでしょうか。
【1】先取り貯蓄でお金を確保!
\新卒くみこ/
「どのくらい生活費がかかるか分からないし、
とりあえず残ったぶんだけ貯金しておけばいいか!
全部使うわけじゃないし、いいよね!」
貯蓄意識はあるのでいいと思っていましたが、
実際のところ全然貯まらないんですよね。
今となっては、これで貯まっていたら本当に努力家だと思います。笑
\同期Aちゃん/
「お給料が入ったら、使っちゃう前に
貯めるお金を“別口座”へ分けて入れておかないとね!
どうせなら高金利のネット銀行が、便利だしお得だわ♪」
余ったお金を貯蓄するのではなく、先取り貯蓄をするAちゃん。
“自動つみたて定期預金”の口座を開設し、
普通預金から毎月定額が資金移動されるように登録していました。
最初に手続きするだけで、
それ以降は勝手にお金が貯まっていくシステム。
このやり方をするだけで、
確実に貯められるお金を確保し、
さらには残ったお金を全額使えるという心の余裕も生まれます。
節約意識も向上しますし、生活設計もしやすくなりますね。
貯蓄額を増やしたいのであれば、まずは第一に
この先取り貯蓄がオススメです!
【2】財形貯蓄など、会社での有利な貯蓄方法を検討する
\新卒くみこ/
「財形貯蓄だと、解約に手間がかかるから
面倒だししなくてもいいや。」
\同期Aちゃん/
「財形貯蓄は、軽い気持ちで解約せずにすむから
確実に貯蓄できるチャンス!
金利も高いし、あとで預入金額も変更できるから
できるだけしておこう!」
解約がなかなかできない事を、
“めんどう”と考えるか、
“チャンス”と考えるか…。
ここに大きな差がありましたね。
【1】の別口座での先取貯蓄は、いざとなればいつでも引き出せるお金
【2】の財形貯蓄は、基本的に引き出すことは考えないお金
というように、口座毎に払出し順位をつけておくことで、
貯蓄全額を使ってしまわないよう、ストッパーをかけることもできます。
勤務先で財形貯蓄などがなければ、
自動つみたて定期預金の振替明細を増やすなど
(毎月、1万円の先取り貯蓄を2本分登録しておくなど)、
少額でもいいので、
できる範囲で2明細以上の先取り貯蓄をしておくとよいでしょう。
【3】つみたて投資
\新卒くみこ/
「投資信託は、もっと知識をつけてからチャレンジしようかな…」
\同期Aちゃん/
「勉強もかねて、最低金額でもいいから今から始めてみよう!」
投資信託は、少額からでもチャレンジできる資産運用です。
ファンドマネージャーという運用のプロが間に入っているので、
個別銘柄のリサーチなどをする必要がなく、
運用初心者の方でも始めやすくなっています。
さらに今は“NISA(ニーサ)”という非課税制度(少額投資非課税制度)もあるので、
税制優遇を受けながら賢くお金を増やすには絶好のチャンスです。
NISAを利用する場合
〇その年に新規投資できる限度額
〇非課税として運用していられる保有可能期間
が決まっているので、
Aちゃんのように、少しでも早めにスタートすることがオススメです。
もちろん元本保証ではないので
運用成果によってはマイナスになることもありますが、
“資産・通貨・時間”の分散をすることで
リスクを抑えて運用することも出来ます。
9月のブログ『今さら聞けない!?投資信託のキホン教えちゃいます!』
10月のブログ『節税しながら賢く運用//NISAトリセツ』
では、“投資信託”や“NISA”について詳しく説明していますので、
よかったら参考にしてみてくださいね。
独身時代は自由に使えるお金の多い時期。
勉強だと思って初めてみるのも、オススメです。
【4】積立型の保険や“iDeCo(個人型確定拠出年金)“を使って、将来に備える
貯蓄に慣れてきたら、退職後の生活費の備えも
考えていきたいところです。
将来、いつか結婚したいなぁと思っている人も多いはず。
そんなとき、大好きな彼との結婚、新婚旅行、新居生活…
素敵なイベントが多い反面、かかる費用は莫大なものに。
また、子どもが生まれてきたら
教育費や生活費がさらにかかるようになり、
自分たちの老後の備えをする余裕がもてなくなる可能性もあります。
そう考えると、自分の為だけにお給料を使えるのは“今だけ”かもしれません。
目先のことだけでなく、
老後のために使うお金も、生活用口座とは分けて管理しておきましょう。
老後の備えとして投資信託を使うのも良いですが、
他にも比較的返戻率の高い外貨建ての保険や、
税制優遇の受けられる“iDeCo(個人型確定拠出年金)”もオススメです。
“iDeCo(イデコ)”とは、
国民年金や厚生年金などの公的年金制度の上乗せとして、
個人で積立・運用をして原則60歳以降の資産形成に備えていくという
私的年金制度のことを言います。
“積立時・運用時・受取時”の3度も税制優遇を受けられるので、
とてもお得なんです。
ですがiDeCoを利用する場合
原則60歳まではお金を引き出すことができないので、
しっかり計画制をもって始める必要があります。
11月のブログ『節税しながら賢く運用//iDeCoトリセツ』に
詳しく説明を書いていますので、
よかったら参考にしてみて下さいね。
保険を利用する場合は
開始年齢が若ければ若いほど返戻率は上がるので、
早めにスタートすることでお得に始められます。
商品によっては解約時期に制限があるものも多いので、
iDeCo同様、しっかり計画性をもって始めましょう。
保険もiDeCoも、
必要なときにすぐ現金化できないため
若い内に始めるにはなんだか不自由そうに思う人もいるかもしれませんが、
逆を言えば
老後資金を確実に確保できるということです。
ライフプランをしっかり検討し、
余力があれば始めてみてもよいかもしれませんね。
【5】ボーナスも「先取り貯蓄」が大切!
\新卒くみこ/
「ボーナスは自分へのご褒美!使わないとダメダメ!」
この気持ち、分かりますよね!
ご褒美はもちろん必要。
大事なモチベーションです。
しかし、これでは典型的な貯蓄苦手女子の行動パターン。
「ボーナス入金後そのまま生活用口座に入れていたら、
気づけばボーナスがなくなっていた!」
なんてこと、よくありませんか?
しかし、しっかりものの同期Aちゃんは
最初から計画をもって使っていました。
\同期Aちゃん/
「目標年間貯蓄100万円まであと〇〇円。
ボーナスも先取り貯蓄をして、残ったお金で自分へのご褒美を買おう!」
ボーナスは、目標貯蓄額をクリアできるかどうかを左右する
とても重要な役割を担っています。
年間100万円を貯めたい場合、
毎月のお給料からだけで目標達成しようとすると
月額約8万円を貯蓄へ回す必要があります。
仮にボーナスから30万円を貯蓄に回せたとすると、
毎月の貯蓄額は約6万円に抑えられます。
まだお給料の少ない新人時代は、
月々の積み立てにも限界がありますよね。
だからこそ、目標額に到達できなかった分を
Aちゃんはしっかりボーナスで挽回していたのです。
また、【3】のつみたて投資の運用成果次第で、
ボーナス分の貯蓄額を変えても良いかもしれません。
1度に高額がもらえるボーナスをどう使うか、
そこをしっかり活用することで、
目標貯蓄額のゴールへ、グッと近づきます。
【6】これが一番大切!勇気をもって、ほかの同期や先輩とお金の話をしてみよう!
お金についてモヤモヤ~と不安を抱えている人、実は本当に多いんです。
きっとあなたの周りにも沢山いるはずです。
このモヤモヤとする原因は?
そう、“知らないこと”が多過ぎるから。
「他の人はどんなお金の貯め方をしているんだろう」
「運用とかしているのかな?」
「保険は何に入っているのかな?」
「毎月いくらぐらい積み立てているのかな?」
悩んでいるのはあなただけではありません。
ぜひ、勇気を出して周りの人たちに聞いてみて下さい。
私は、同期Aちゃんの話を聞いてから
「同じお給料でもこんなに貯蓄できるんだ!」
と、知ることが出来ました。
そして預貯金だけでなく、投資信託や外貨建保険など
お金をさまざまな商品に変えられるんだってこと、
自分主導で増やしていくことの大切さに気づき、
今の貯蓄体質が出来上りました。
お金があるから何かをするのではなく、
目標を叶える為にあるのが、お金です。
お金に関する知識があるとないとでは、
将来の満足度が違ってきます。
何でも前向きに考えて行動する力があれば、
貯蓄も人生もキラキラできますよ!
ぜひ皆さんも、始めの一歩踏み出してみましょう♪
以上、ママFPくみこでした。